その常識、実は間違い!?「目が良い&悪い」ってそもそもどういうこと?
パソコンやスマホ、テレビにゲーム機…。私たちの日常はここ数十年で目を酷使することが多い生活環境に急速に変化しています。
そんな中、「ゲームをやり過ぎると目が悪くなる」はたまた「遠くまで見えるから私は目が良い!」なんていう会話は日常的によく聞きますよね。
しかし、“目が良い、悪い”の基準がいまいち良くわからないという人も多いのではないでしょうか。
視力が良くてもメガネが必要な場合も!!

ここで扱う目の良い・悪いとは近視や遠視という目の屈折異常の話。
でも、本当に「視力が悪い=目が悪い」という認識で良いのでしょうか?
以前の記事「近視、遠視、乱視って??」
遠視の場合、ピントを合わせるために必要以上に調整(調節)を行って目に多くの負担を与えるので、
基本的に目が常に緊張状態にあります。そのため眼精疲労や頭痛などを引き起こしたり外からの光が
まぶしく感じたりすることがあります。
また、弱い遠視の人が視力検査をすると、例えば本来は視力1.5~の人だと2.0まで見えてしまう事もあるんですよ!
視力が良すぎても、メガネが必要な人は実は世の中にたくさんいるんですね。
そして、近視の場合は度合にもよりますが、パソコンやスマホなどにはちょうどよく焦点が合うので、
日常生活には全く支障がない人もたくさんいます。
でも、このような人たちは視力検査をすると遠視の人とは異なって視力0.7~0.9位などと言われてしまうのです。
もちろん一概には言えませんが、これくらいの視力を持つ人は、例えば視力1.5に合わせたメガネを掛けて、
パソコンやスマホの見すぎで目を酷使する生活を行うとかえって眼精疲労が起きたり、疲れやすくなってしまう事もあります。
あれ、だんだんとよくわからなくなってきますよね?
つまり、目の良し悪しは生活環境に大きく関わっており、普段室内で生活することが多く
周囲1メートル前後しかほとんど見る事がないという人は、
その人にとって近くに焦点が合った目=生活環境に合った状態ということになります。
生活環境に合わせたメガネ&コンタクトを

人によってライフスタイルはさまざま。自分の視力と目がどのような状態なのか、
メガネやコンタクトとどんな付き合い方をすれば良いかなどはメガネ店で相談すると教えてくれます。
一度自分の視力と目を知る機会を作るという事が大切ですね。
余談ですが、見えないことに慣れてしまうとメガネを掛けても視力が上がらないなんてこともあるんですよ。
その話はまた別の機会にお話しますね。