新生活が不安!不安を取り除くコツは?ストレスを乗り越えるための対処法

新生活が不安!不安を取り除くコツは?ストレスを乗り越えるための対処法

 

厳寒期といわれる2月も、中旬を過ぎれば、少しずつ春の足音が聞こえ始めてきます。 

進学や就職などで新生活を迎える予定の人は、準備が本格化してくる頃ですね。 

 

環境に変化がある時は、誰しも不安や期待がつきまとうもの。でも、中には「不安要素の方が圧倒的に多い」「不安しかない!」という人もいるかもしれません。 

 

周囲になじめるか、友達はできるか、何か大きな失敗をしてしまわないか。 

勉強についていけるか。新しい仕事はきちんと覚えられるか。 

家族と離れ離れになってしまう人なら、ホームシックになってしまわないか…。 

 

不安一色で楽しい新生活がイメージできず、春の訪れを前に憂鬱な毎日を過ごしていませんか? 

 

でも大丈夫。新生活に対する不安は、多くの人が抱え、そして克服してきたものでもあります! 

 

今回は、 

「新生活が不安!」という人のために、不安を取り除くコツや、ストレスを乗り越えるための対処法をリサーチ!不安に打ち勝つためのポイントをまとめてみました。 

 

 

新生活はなぜ多くの人が不安になる?

 

新しいことを始める時に感じる不安は、多くの人が抱えるもの。 

 

その不安感が強かったり長く続くと、心身ともに不調をきたしてしまうことさえあります。 

イライラしたり集中できない、ちょっとしたことで涙が出るなどといった精神的なものや、頭痛、不眠、食欲不振、肌荒れなど体に何かしらのトラブルが起こってしまうことも…。 

 

そもそも、なぜ人は環境の変化を前にすると、不安を感じてしまうのでしょうか? 

 

実はこれは、ちゃんとした理由があります。 

 

「ホメオスタシス(生体恒常性)」という、人間にもともと備わっている機能が関係しているのです。 

 

ホメオスタシスとは、体温や血圧、血糖といった身体の内部の状態を一定に保とうとするはたらきのこと。例えば熱がある時は、汗をかくことで体温を下げようとしたり、逆に体温が下がった時には、震え(悪寒)を起こすことで体温の低下を防ごうとしたりします。 

 

つまり変化を避けようとする傾向は、生き物として当然のこと。 

変化になじむまでは、どうしてもバランスが崩れて心身に負担がかかってしまうのです。 

 

不安を感じたときは、自分を責めたり、無理に不安を払拭しようとしたりせず、まずは生き物として当たり前のことなのだと受け入れることから始めてみましょう。 

 

 

不安の正体を具体的に探ってみよう

 

新しい環境に不安を覚えるのは、心が弱いからではなく、人間として自然なこと。 

不安の正体を知るだけでも、心に背負う負担が少し軽くなりますね。 

 

もう少し不安の正体を深堀りしてみると、さらに新しい環境に飛びこむ自信につながるかもしれません。 

 

おすすめの方法は、紙とペンを用意して、不安に感じていることを具体的にひとつひとつ書き出してみること。自分の気持ちを文字にすることで頭の中が整理され、もやもや漠然とした不安がはっきりと形になって現れます。 

 

ポイントは、人に見せるものではないので、小さな不安まで正直に全部書きだしてみること。 

思いつくままで箇条書きでOK。少しでも不安に思うことは、下記のようにどんどん書き足していきます。 

 

 

・友達ができるか 

・自分からクラスメイトに声をかけられるか 

・忙しくなって趣味の時間が持てなくなってしまうのではないか 

・自己紹介がうまくできるか 

・以前の学校の友達と疎遠になってしまわないか 

・勉強についていけるか 

・電車の乗り換えが上手くできるか 

・毎日の服装を考えるのが負担 

・毎朝失敗せずにコンタクトレンズを装着できるか 

 

まずは思いつかなくなるまで、ひたすら書き連ねてみましょう。 

 

 

無理せず心に余裕を持った新生活を

 

不安に思っていることを全て書き出せたら、上から順にひとつひとつ目を通してみましょう。 

 

具体的に書き出して見ることで、自分が特に不安を感じている分野への対策や、事前に慣らし練習をしておけば安心できそうことなどがはっきりしてきます。 

 

例えば上記なら、人間関係に関する不安が特に多いことが分かります。 

良い人間関係が築けるよう、今のうちから笑顔で挨拶をする習慣を心がけたり、人脈が広がるように適度にSNSを活用したりすると良いですね。 

 

具体的に行動を起こさずとも、良い人間関係が築けるイメージを持っておくだけでも◎。 

漠然とした不安を抱えたままにしておくより、ずっと良いスタートが切れるはず。 

 

毎日の服装決めが負担になりそうだと気づいたなら、例えば天気予報を見る習慣をつけて、あらかじめ一週間分のコーディネートを考えるようにしたり…と新生活が始まる前に自分に合った対策を取ることもできます。 

 

また、自己紹介や電車の乗り換え、コンタクトレンズの付け外しなどは、何度か繰り返し練習をしておくと、春までにスムーズにできるようになります。初めてのことに対する不安は、慣れることで安心できるケースも多いものです。 

 

そして新生活がスタートしてからは、下記のことを心がけて無理をしないことが大切です。 

 

▶早寝早起き、3食の食事をしっかりと 

心身のバランスを崩さないためには、変化が多い時期にも「絶対に変わらない部分」を確保しておくことが大切だといわれています。睡眠や食事といった基本的な生活のリズムは、きちんと整えておきたいところ。 

 

▶予定を詰め込まない 

新生活は、どうしてもスケジュール帳が真っ黒になりがち。でも、できるだけ無理には予定を詰め込まず、これまで大切にしていた趣味の時間や、リラックスする時間を確保するようにしましょう。 

 

▶ToDo(やること)をリスト化して早めに準備 

書類の提出や課題に追われがちな新生活。こうした状況だけで、不安感が強くなってしまう場合も。普段は手帳を使わないという人も、新しい生活に慣れるまでは、手帳やカレンダー、または手帳アプリなどを活用するのがおすすめ。やるべきことや締切をリスト化して、優先順位を整理します。何事も早めに準備しておき、できるだけ多く、心に余裕を持てると良いですね。 

 

 

 

いかがでしたか? 

新しい生活への不安は誰にでも起こること。 

でも、ちょっとした心がけやひと手間をかけることで、意外なほど不安が小さくなることも。 

ぜひ記事を参考にして、間もなく訪れる新しい季節を楽しんでくださいね。