寝る前のだらだらスマホをやめる方法

目や脳に悪影響!?分かっていてもやめられない…寝る前のだらだらスマホをやめる方法

 

「毎朝すっきり起きられない」「寝付きが悪い」「集中力が落ちた気がする」「疲れ目がひどくて、目の奥や頭が痛い…」

そんな不調が続いているなら、それは寝る前のだらだらスマホが原因かもしれません。

 

特に急ぎの連絡や調べものがあるわけでもないのに、SNSをハシゴしたり、何となく頭に浮かんだキーワードや疑問をひたすら検索し続けたり…。「キリの良いところまで」と決めて始めたはずのゲームや動画視聴がやめられなかったり…。

 

寝る前にスマホを見始めると、ついだらだらとスマホを触り続けてしまい「えっ!もうこんな時間?」「あと○時間しか寝られない…」なんて事態に陥りがち。

 

翌日には改めようと思うものの、寝る前になると何となく落ち着かなくて、再びスマホをお供にベッドの中へ。これが習慣になってしまい、やめたくてもやめられずに困っている人は多いはず。

 

寝る前のだらだらスマホは単に睡眠不足になるだけでなく、目や脳など私たちの体に悪影響を及ぼします。

それは分かっているけど…でもやめられない、やめ方が分からない!という人のために、今回は「寝る前のだらだらスマホをやめる方法」について調べてみました。

 

 

だらだらスマホがシミ・シワの原因に!?

 

寝る前のだらだらスマホは、なぜ良くないといわれるのか。

まずは悪影響だといわれる、その理由を探ってみたいと思います。

 

▶ブルーライトが目や脳に悪影響

スマホから放出される「ブルーライト」は、長時間浴びることでひどい眼精疲労を引き起こしたり、体内時計を狂わせるなど、人体に悪影響であることが知られています。

詳しくは、ぜひ下記をチェック!

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目や脳にダメージ!?PC・スマホのブルーライトから目や睡眠リズムを守るための対処法

 

▶仕事や勉強のパフォーマンス力がダウン

だらだらスマホで睡眠不足状態が続くと、日中の集中力が保てなくなってしまいます。本分であるはずの仕事や勉強のパフォーマンス力がダウン。今までしなかったようなミスが続いたり、短時間でできていたことに時間がかかってしまい、周囲にも自分にも辛い結果に。

 

▶シミ・シワの原因に!お肌へも影響

睡眠不足がお肌に良くないことは当然のことながら、さらに悪さをするのが「ブルーライト」。外で浴びる紫外線同様、ブルーライトはシミ・シワの原因になることが分かっています。

 

▶ダイエットにも大敵!痩せにくい体に

最近の研究では、だらだらスマホがダイエットの大敵であることも分かってきています。深夜にブルーライトを浴びることで、食欲や体内時計を司るホルモンのバランスが崩れたり、代謝がダウン。食べすぎてしまったり、痩せにくい体になってしまいます。

 

 

やめたくてもやめられない“脳の仕組み”

 

多岐にわたって良くない影響があると分かっていても、なかなか手放せないスマホ。

「他にやらなきゃいけないことがあっても、気がついたらスマホを手に取っている」「寝る前に限らず、常にスマホがそばにないと落ち着かない」と、“依存状態”に陥ってしまう人も少なくありません。

 

実はこれにはちゃんと理由があります。

スマホを触っている時、脳からは「ドーパミン」という神経伝達物質が放出されているのです。

ドーパミンは別名「脳内麻薬」とも呼ばれていて、快感や多幸感を得たり、人が行動を起こすための「意欲」となる物質。SNSでイイネがもらえると快感を覚えたり、スマホゲームでガチャを引くときに何とも言い難い高揚感を得るのは、このドーパミンが分泌されているから。

 

この仕組みは、なんとギャンブルで味わうスリルや、ドラッグ、アルコールなどを摂取した時に感じている快楽と同じ。ギャンブルやドラッグ、アルコールなどが、「やめたくてもやめられない」状態、依存症になってしまうことがあるように、スマホもいったんコントロール不能な状態に陥ると、なかなか自分の意思ではやめることができなくなってしまうのです。

 

 

だらだらスマホを卒業するための必勝法とは

 

怖い話ばかりが続いてしまいましたが、多くの人がまずは習慣を変えてみることで、だらだらスマホから卒業できているようです。深刻なスマホ依存に陥る前に、ぜひ寝る前の自分の行動を振り返ってみて。

 

▶ベッドまわりに充電器を置かない

物理的にスマホと就寝時の自分との距離を作ってしまう方法です。単純なようですが、実はこの方法が最も成功率が高いよう。夜間に充電するする習慣がある人は、まずはこの方法を試してみてください。可能なら、スマホを充電している部屋と寝る部屋とを分けるのが理想です。

 

▶目覚ましをアップルウォッチやスマートウォッチに

スマホのアラーム機能で目覚める習慣がある人は、どうしても枕元にスマホを置きがち。上と同じく、物理的にスマホとは離れた方が良いので、目覚ましにはアップルウォッチやスマートウォッチを活用してみましょう。もちろん昔ながらの目覚まし時計を使うのでもOK。

 

▶就寝の2時間前にスマホを見るのをやめる

質の良い睡眠を得るには、就寝の2時間前からブルーライトを浴びないようにするのが理想。例えば23時に就寝予定なら21時にアラームを掛け、21時になったらスマホの電源を切ってしまいます。シャットダウンが難しい場合は、入浴や読書、ストレッチやヨガ、音楽鑑賞といったスマホを触らずにいられる夜の新習慣を。

 

▶スマホ依存対策アイテムを使ってみる

タイマー式で強制的にスマホを閉じ込めて使えなくしてしまう「タイムロッキングコンテナ」というグッズや、スマホの使用機能を制限してくれるアプリなど、今はスマホ依存対策アイテムが豊富にあります。自分に合うものを探して、いろいろと試してみるものも良いですね。

 

夜のだらだらスマホを卒業するには、まずは“強制的”にスマホを触れないようにするのが近道。最初は落ち着かなかったり、イライラしてしまうこともあるかもしれませんが、意外とすぐに慣れたり、心地よい睡眠が得られるなど別の快適さに気づくはず。

 

いかがでしたか?

分かっていてもなかなかやめられない、夜のだらだらスマホ習慣。

急にやめるのは難しいことだけれど、やめられたら健康にも美容にも良いことばかり。

ぜひ記事を参考に、脱“だらだらスマホ”してくださいね!