危険?カラコンの貸し借りってアリ?

危険?カラコンの貸し借りってアリ?二枚重ねで使える?絶対NGなカラコンの使い方

 

「そのカラコン、すごく良いね」

「気に入ったなら、貸してあげるよ!」

 

仲の良い姉妹や親友同士の間柄なら、洋服やバッグ、アクセサリー、コスメなどの貸し借りはよくあること。カラコンも同じように、使いまわしたり、貸し借りし合ったりしたくなってしまうことがあるかもしれません。

 

でも、実はそれってとっても危険なことなんです!

 

カラコンはいまや、コスメ感覚で愛用している人も多い日常のアイテム。その気軽さゆえに、上のような例の他にも、使い方を間違えて楽しんでいる人も増えているようです。

 

例えばよくあるのが、「度なしと度ありのレンズを組み合わせたい」「色の違うカラコン同士を重ねて、好みの色味にしてみたい」といった、コンタクトレンズの二枚重ね。これも絶対にNG。

 

カラコンはコスメのように身近な存在ではあるけれど、使い方を間違えると失明の危険さえありうる、れっきとした高度管理医療機器です。

 

今回は「危険?カラコンの貸し借りってアリ?二枚重ねで使える?絶対NGなカラコンの使い方」と題し、危険なカラコンの使い方や、使っていはいけない理由などについて考えてみたいと思います。

 

 

感染症に!?カラコンの貸し借りに潜む危険

 

まずは、カラコンの貸し借りについて考えていきましょう。

お気に入りのアイテムは、仲良しさんとシェアしたくなるもの。なぜカラコンの貸し借りはNGなのでしょうか?

 

それはズバリ、感染症などの目の病気を引き起こしてしまう可能性があるから。

 

「私は、目の病気じゃないし移すことはないから大丈夫!」と思う人もいるかもしれません。でもカラコンを使用していると、知らず知らずのうちにレンズや瞳に雑菌が付着してしまうものなのです。

 

たとえ貸し借りする瞬間には症状が何もなくとも、目に見えない細菌やウイルスが付いたままのレンズを貸し借りすることで、結膜炎や角膜感染症といった怖い目の病気に感染してしまうことも。感染に気づかずにいたり、症状が重くなるまで放置していたりすると、最悪の場合には失明してしまうこともあります。

 

「それなら、消毒済みのカラコンはOK?」となりそうですが、これもNG。たとえ消毒液を使って正しくケアしていたとしても、すべての雑菌を完全に除去することは難しいといわれています。また、ワンデータイプのカラコンであれば、いったん外したレンズは、たとえ自分のものであっても再び使うことはできません。

 

「それじゃあ未開封のものなら良いでしょ?」と思いたくなるのですが、これも基本的にはNGです。

 

カラコンは最初に触れた通り、高度管理医療機器。度数ありはもちろん、度数なしの場合でもベースカーブなど、一人ひとりに合ったものを眼科医が診断した「コンタクトレンズ装用指示書(処方箋)」をもとに購入するのが正しく安全な使い方。

 

思わぬトラブルを避けるためには、どんな場合であっても、カラコンの貸し借りはNGと覚えておいてくださいね。

 

 

レンズを二枚重ねにすると、目が酸欠状態に!

 

次に、二枚重ねがNGな理由です。

これも理由はさきほどと同じ。目にとっては、とっても危険な行為だからです。

 

レンズを二枚重ねで使うことで、目に傷がついたり、ドライアイや角膜炎などの目の病気を発症してしまう可能性があります。

 

具体的にどんな危険性が考えられるのかというと…

 

▶そもそも見えにくくなる!

当然ながら、コンタクトレンズは二枚重ねにして使用することを想定して作られていません。カラコン同士、度なしカラコンと度ありコンタクト、どちらの組み合わせでも二枚のレンズを通してものを見なければならないため、見えにくくなってしまいます。ものが見えにくいことで、思わぬ事故やトラブルにつながるリスクも。

 

▶レンズに傷が付きやすくなる

コンタクトレンズはもともとデリケートで傷つきやすい素材でできています。二枚重ねにすることでレンズ同士が擦れ合うので、たとえ目には見えなくとも、レンズは傷だらけになってしまいます。傷が付き、破損した状態のレンズを使うと、今度は角膜など目にも傷が付き、目の病気を引き起こしてしまうことに…。

 

▶目が酸欠状態!酸素透過率が落ちる

カラコンを二枚重ねにすることは、目にとってはフタをされてしまったような状態。カラコンは着色料を使用している分、透明のレンズに比べてもともと酸素を通しにくいといわれています。二枚重ねにしてしまうことで、目は完全に酸素不足の状態に。酸素不足になった目には、ドライアイや感染症、角膜の病気などさまざまな目のトラブルにつながる危険があります。

 

 

実はまだまだある!?カラコンの使い方NG例

 

貸し借りや二枚重ねなどのNG以外にも、大切な目を守るために、カラコンユーザーさんにはぜひ正しい使用方法でカラコンを愛用してほしいもの。

 

使用期限についてやケアの方法など、コンタクトユーザーにありがちな間違いや勘違いは下記にまとめてあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

裏表逆!?付けたまま○○は危険?コンタクトユーザーの間違い&勘違いあるある

 

 

ちなみに、どうしてもカラコンを友達と一緒に楽しみたい!という人は、シェアとは少し違いますが、例えばお友達と一緒にコンタクトショップに行くのはいかがでしょう?

カラコンのお試しや、それぞれ似合うレンズを相談をしながら、おそろいや色違いをそれぞれ購入したりするのも楽しいもの。

 

また、二枚重ねをしてみたい!という人は、1枚でも十分に発色の良いものや、度ありと度なしで値段が変わらないワンデータイプのレンズなど、最近では理想が叶うカラコンがたくさんあります。ぜひこちらもコンタクトショップを覗いて、お気に入りを探してみてくださいね。

 

カラコンのお試し、ご購入、その他コンタクトレンズ・カラコンにまつわるご相談は

ぜひお近くのルックコンタクトへ!

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