連休明けはお肌の調子が悪くなりがち!?「お肌の5月病」って何?原因と対処法
新緑が芽吹き、爽やかな風が心地良い5月。
本来は晴れ晴れとした気持ちで過ごせるはずの季節ですが、この春に新生活や環境の変化を迎えた人にとっては、そうではないことも多いもの。
環境に馴染もうと無理をして、知らず知らずのうちに積み重なったストレスが一気に心身の不調となって出現したり、緊張で張り詰めていた気持ちが連休明けにプツンと切れて、何に対してもやる気が持てなくなってしまったり…。
いわゆる“5月病”が悩みの種になりがちですが、実はお肌にとっても5月は注意が必要な季節。最近は「お肌の5月病」とも呼ばれ、この季節に起きやすい特有のお肌のトラブルとして考えられています。
今回は「連休明けに、いつもお肌の調子が悪くなりがち」という人や「お肌の5月病って何?」という人に向けて、お肌の5月病の原因や対処法について考えていきたいと思います。
5月はお肌にとってダメージを受けやすい季節
「お肌の5月病」は春から初夏にかけての季節に起こりがちな、肌トラブルの総称。
まずは、この季節特有の肌荒れの原因を考えてみましょう。
▶環境の変化によるストレス
もともとの意味の“5月病”と同じく、新生活など環境の変化があった場合に、肌がストレスによるダメージを受けているケースです。ストレスによって自律神経のバランスが崩れてしまうと、肌のターンオーバーも乱れることに。皮脂が過剰に分泌したり、バリア機能が低下したりと、お肌の不調につながります。頑張りすぎてしまう人やストレスを感じやすい人は要注意です。
▶紫外線
夏はしっかり紫外線対策をしていても、春にはまだ準備ができていない人は多いもの。でも実は5月の紫外線量は、真夏並みかそれ以上のときもあるのだそう。紫外線が原因で、シミやシワはもちろん、乾燥、くすみ、弾力低下などの肌トラブルを起こしている可能性も。
▶春の風と空気
春の風はとっても気持ちの良いものですが、同時に花粉や黄砂、ホコリやPM2.5など特有の物質を運んできてしまいます。3月頃から始まるこうした春の風がお肌に付着し、不調を起こしていることも。また湿度の高い夏と違い、春の高気圧には乾いた空気を持つ特徴があります。さらに冬より気温が高くなった分、水分が蒸発して乾燥。でも冬のように加湿に気を配ることはなくなってしまいがち。結果的にどの季節よりも乾燥した空気の中で過ごすことに…。
ビタミンCを味方に!“お肌の5月病”対処法
原因が分かれば、対策もしやすいもの。
次に、「お肌の5月病」に打ち勝つための対処法を考えていきましょう。
▶生活リズムを整える
まずは心身の健康の基本、規則正しい生活を心がけましょう。連休中を含めて、お休みの日も、できるだけ睡眠時間を十分に確保した上で早寝早起きを。3食バランスの良い食事も忘れずに。忙しい日々でなかなか生活リズムを守れないという人は、平日の毎日30分程度、趣味の時間やアロマ、マッサージなどのリラックスタイムを設けるようにして、ストレスを軽減する工夫を。
▶積極的にビタミンCを摂取
肌のコラーゲン合成を促すなど「お肌に良い」というイメージのあるビタミンC。実は、ストレス解消にも効果があるといわれています。ビタミンCには、ストレスに対抗するための「副腎皮質ホルモン」の合成を促す働きがあるためです。ビタミンCは、まさに「お肌の5月病」対策にぴったりの栄養素。ぜひ積極的に摂取を。
▶夏じゃないけど紫外線対策!
夏ほど紫外線対策に力を入れていなかった、という人は今すぐ紫外線対策を!特に長時間の外出時などは、真夏とほぼ同じ対処法でOK。スキンケア、下地、日焼け止めクリーム、日傘、帽子など、お気に入り紫外線対策グッズでしっかり肌を守って。
▶冬じゃないけど保湿!
先述の通り、春の室内は冬より乾燥していることも。室内で長時間過ごすことが多いなら、しっかりとした保湿が必要です。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンといった肌の潤いを保つための高保湿成分でスキンケアを。
▶負担をかけない洗顔
花粉や黄砂など、肌にとって刺激になる物質は、洗顔で落とすのが基本。洗顔はもちろん毎日必要です。でも1日に何度も洗顔したり、洗浄力の強いタイプの洗顔料でゴシゴシ顔を洗ってしまうと、必要な皮脂まで落としてしまい、よけいに肌が荒れてしまうことも。この時期の肌には、できるだけ優しい洗顔が理想です。朝と晩の1日2回、しっかり泡立てた洗顔料で、優しく肌を包むような洗顔を。
いかがでしたか?
今回は、「お肌の5月病」について原因と対処法をまとめてみました。
これからの季節は、極端な寒さや暑さがなく、お出かけの予定も増えて1年で最も過ごしやすいといわれる時期。ぜひ記事を参考に、心身の不調やお肌のトラブルとは早めにさよならして、爽やかな初夏を楽しんでくださいね!