韓国映画好きがおすすめ!“後味が悪いストーリー” 5選
こんにちは!しおです。
以前の記事でも書いたのですが、
韓国語を勉強していた時に、
近所のレンタルビデオ屋さんの韓国映画コーナーをほぼ制覇したといっても良いほど
見漁った経験のある私。
前回は、おすすめしたい韓国映画の中から、
“考えさせられるラブストーリー”のジャンルに絞って、5選紹介しました。
(過去記事リンク)韓国映画好きがおすすめ。“考えさせられるラブストーリー”5選
前回の記事の中でも触れた通り、
私は単純なハッピーエンドより、
映画を観終わった後に考えさせられるような、
少し後味が悪いストーリーが好きです。
今回は、そんな韓国映画好きがおすすめする
“後味が悪いストーリー”の韓国映画5選をご紹介します。
※順不同
1、 息もできない
【あらすじ】
借金取りのサンフン(ヤン・イクチュン)は、幼い頃に母と妹を亡くし、その死の原因を作った父を激しく憎む暴力的な男。ある日サンフンは、ひょんなことから女子高生のヨニ(キム・コッピ)と知り合う。ヨニは、元兵士で精神を病む強権的な父親や暴力的な弟との関係に悩んでいた。はじめは反発し合うものの、境遇が似ていて妙に気が合う二人は、共に過ごす時間を重ねていくうち、互いに惹かれ合うようになるが…。
(おすすめポイント)
作中の主人公のセリフにこんな言葉があります。
「人を殴るやつは自分は殴られないと思ってる、でもいつか痛い目に遭う日が来る」
この映画は“暴力”について考えさせられる物語です。
愛が何かを知らない男と、愛されることを夢見る少女が織りなす葛藤が垣間見え、
正義とは何か、
何が正しいのかわからなくなってしまうような衝撃のラストに心が痛む映画です。
2、 オールドボーイ
【あらすじ】
平凡なはずの人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)は大切な娘の誕生日に、何者かに拉致される。気がつくと狭い部屋に監禁され、理由もわからないまま15年間そこで過ごすことになったデスだったが、突然解放される。寿司屋で出会ったミド(カン・ヘジョン)の協力で、監禁部屋を探し当てたデス。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、お互いの命をかけ、5日間で監禁の理由を解き明かすよう、話を持ちかける。
(おすすめポイント)
こちらは韓国映画と言えば…というほどの名作です。
タイトルだけは聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
2004年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、
韓国映画のパワーを見せつけた話題作。
一見映像がショッキングなのでストーリーには期待しなかったのですが、
次から次へと展開する物語に釘付けになります。
主人公の痛みがダイレクトに伝わってくる作品です。
3、 母なる証明
【あらすじ】
漢方店を営むヘジャ(キム・ヘジャ)は夫を早くに亡くし、知的障害を持つ一人息子のトジュン(ウォンビン)と静かに暮らしていた。そんなある日、女子高生が殺害される事件が起こる。現場付近でトジュンのゴルフボールが見つかったことなどを理由に、早期解決を目指す警察はトジュンを容疑者として逮捕する。息子の冤罪を信じるヘジャだったが、弁護士は頼りにならない。ヘジャは自ら真犯人を捜し出すため、東奔西走する。
(おすすめポイント)
まずは主人公の息子役である韓国の人気イケメン俳優ウォンビンの名演技に注目。
普段はイケている役を演じることが多いので、その演技の幅に圧倒されます。
息子を信じる母親が無実を“証明”するために奮闘する姿が描かれるのですが、
何度も証明のチャンスをつかみ損ねてしまうもどかしさでイライラさえしてしまいます。
注目は衝撃のラスト。
どんでん返し系の物語が好きな人には是非見て頂きたいです。
4、 ビューティーインサイド
(あらすじ)
ウジン(キム・デミョン、他)は、18歳の誕生日を境に、目覚めるたびに容姿が別人に変貌するようになってしまう。年齢や性別、人種さえもそれまでとは全然違う姿になるため、人と会うことができなくなったウジン。そんな自分を受け入れたウジンは、インターネットを活用し、家具デザイナーとして活躍していた。ある日、家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)に一目惚れしたウジンは、その日から毎日一見客のフリをして店に通うが…。
(おすすめポイント)
こちらはあらすじの通りラブストーリー要素がある、
少しだけ後味の悪いファンタジー映画です。
毎朝目が覚めると世界中の名前も知らない誰かの体になっている韓国人男性の物語。
一見あり得ない設定なのですが、
「数日後気になる女性に会うから、このイケメンな外見を維持したい。だからそれまで眠らない」といった
リアルな主人公の葛藤があったり、
不覚にもその複雑な設定に引き込まれてしまいます。
ファンタジーが苦手な方にもおすすめできます。おもしろいです。
5、 痛み
【あらすじ】
子供の頃に遭った交通事故で家族を亡くしたナムスン(クォン・サンウ)は、自身もその時の後遺症で痛覚を失う。成人した現在は、自分の体を傷つけて相手を脅し、無痛症を利用した借金の取り立てを生業としていた。ある日ナムスンは、父の借金を抱えて家のないドンヒョン(チョン・リョウォン)と出会う。一緒に暮らすことにした二人は惹かれ合っていくが、ドンヒョンは少しの出血が命取りになる血友病を患っていて…。
(おすすめポイント)
まずは主演のクォン・サンウ、大好き。笑
あるドラマをきっかけにファンになったクォン・サンウ見たさでこの映画を観ました。
正直あらすじなどを見てストーリーに期待はしていなかったのですが、
なかなか好きなお話でした。
まず「痛みを感じない」人間を描こうとする着眼点の面白さ、
そして「痛み」について考えさせられる、
なかなか普通の映画では味わえないような物語です。ラストも衝撃。
いかがでしたか?
今回は“後味が悪いストーリー”の韓国映画を5選ご紹介致しました。
私が映画をたくさん見ていた時期がだいたい5年ほど前。
なので、おすすめがどうしてもその頃に話題になった作品に偏りがちですが、
本当におすすめできる作品ばかりです!
たくさんの人に見ていただくために、今回は、以上の5作品を選びましたが
もっとコアな“後味が悪いストーリー”(更にショッキングな内容のもの等)マニアの方がいれば
私に直接DMして頂ければ教えますよ♡
また次回も他ジャンルでおすすめを紹介いたしますので、
お楽しみに。