コンタクトレンズって凍るの?寒い場所での保管方法&凍った時の対処法
年末年始の慌ただしさが過ぎると一段と寒さが厳しくなり、北海道はいよいよ冬本番。
ベランダや廊下などのスペースが、天然の冷蔵庫代わりになるほど冷えるのも、この季節だけの寒冷地あるあるですよね。
外出先から戻ってくると、部屋の中が冷え切っていることも多々あるはず。
そんな時ふと、部屋に保管していたコンタクトレンズが凍っていないか心配になったことがある人もいるのではないでしょうか。
また、氷点下の中を外で過ごさなければならない時などに、瞳の中でコンタクトが凍ってしまわないか不安に思ったことがある人もいるかもしれません。
今回はそんな、寒冷地ならではの疑問を解決!
そもそもコンタクトレンズって凍るの?といった疑問から、
寒い場所でのコンタクトレンズの保管方法、凍ってしまった時の対処法までを調べてみました。
コンタクトレンズは凍る?凍らない?
コンタクトレンズは凍ってしまうことがあるのでしょうか?
まずはそもそもの疑問を解決。
ずばり!コンタクトレンズはなんと、凍ってしまうことがあるようです。
凍ってしまうのは保存液に浸してある状態のコンタクトレンズで、保存液ごと凍ることが多いようです。
スキー場などの室外に持ち運んで放置してしまったケースをはじめ、室内だとしても氷点下を切る状態の場所に何時間も置きっぱなしにして凍ってしまった事例があります。
一方、瞳の中でコンタクトレンズが凍ってしまうということは、まずないそう。
瞳の中は、体温で温められている上にレンズに摩擦が起こっているため、よほどの寒い場所でも凍ってしまうことまではないのだとか。ただし「バナナで釘が打てる」ようなマイナス40度以下の寒さでは、目元の水分も凍ってしまうので、レンズも凍ってしまう可能性があるようです。
ちなみに、寒い場所は乾燥していることが多いため、コンタクトレンズと瞳の大敵、乾燥に注意が必要です。
凍ったレンズを再利用する方法は?
ところで、凍ってしまったコンタクトレンズは、解凍すれば再利用できるのでしょうか?
この答えは✕です。電子レンジや湯煎、自然解凍などいずれの解凍方法でも基本的にはNG。
これは、解凍する際にレンズに変形や破損が起こる可能性があるためです。品質が変わってしまったレンズは目の健康に悪影響を及ぼすことがあるため、凍ってしまったレンズは処分し、使用は避けるようにしましょう。
(関連記事)
カピカピに乾いたカラコン・コンタクトレンズは再利用できる?復活の方法は?
ただし、メーカーによっては「自然解凍でのみ再利用可能」としているところもあります。どうしても使用したいという場合には、メーカーに直接問い合わせてみてくださいね。
コンタクトのベストな保管方法とは
コンタクトレンズは1度凍ってしまうと、基本的にはもう使うことができません。
氷点下の場所に放置して、うっかり凍らせてしまうのは避けたいもの。
ここで、コンタクトレンズの保管方法についてあらためて見直してみましょう。
コンタクトレンズは、常温保存が基本です。直射日光や湿気の多い場所も避けるようにしましょう。ちなみに厚生労働省の定義では常温とは、夏の室内で25〜30度、冬の室内で15〜20度を指します。
なので寒さに気をつけるのはもちろん、夏場は高温に注意が必要です。
コンタクトレンズは比較的熱に強い素材で作られていますが、高温状態が続くと保存液が変質してしまう可能性があります。
こうしたことから、一定の温度を保てる冷蔵庫でコンタクトレンズを保管する人も多いのですが、各メーカーでは「冷蔵庫に入れる必要はない」としているところが多いです。
ただし、どうしても室温が氷点下になってしまうことを避けられないような場合は、冷蔵庫で保管する方が安心な場合も。
冷蔵庫で保管する場合は、成分が透過する可能性がある防腐剤や防臭剤などのそばにレンズを置かないようにしましょう。
いかがでしたか?
今回は、寒冷地で過ごすコンタクトユーザーならではの疑問について調査してみました。
寒さは厳しいけれど、雪景色の美しさや冬ならではの遊びが満載なのも北国の魅力。
ぜひ記事を参考にして、真冬のコンタクトライフを快適にお過ごしくださいね。
コンタクトレンズ、カラーコンタクトレンズのご購入や、コンタクトに関するお悩みなどは
ぜひお近くのルックコンタクトへ!
札幌市内ルックコンタクト全店
http://www.lookcontact.com/storesearch/