乱視用レンズの選び方

「乱視」って何?どう見える?乱視だとカラコンはできないの?乱視用レンズの選び方

 

付けるだけで瞳の印象をガラリと変えることのできるカラーコンタクト。

誰もが簡単に可愛くなれてしまう魔法のようなアイテムですが、

カラコンをしてみたい!と考えている人の中には、

もしかしたら「目が悪いから」「乱視だから…」と諦めている人がいるかもしれません。

 

カラコンといえば一昔前までは、瞳の“色”や“大きさ”といった見た目のみを変えるおしゃれアイテムのひとつでした。

でも最近では、視力も矯正できる「度あり」のカラコンも一般的になってきています。

 

(関連記事)カラコンの度数って何!?視力との違いは?受診は必要?度ありカラコンの選び方

 

ただ、乱視の場合は「度あり」レンズであっても、ものを正しく見ることはできません。

「乱視用レンズ」を使う必要がありますが、実はこの「乱視用レンズ」のカラコンも増えてきています。

 

とはいえ、乱視用レンズのカラコンは選び方が難しそう…と感じている人も多いはず。

はたまた、「自分が乱視かどうかわからない…」「そもそも乱視って何?」という人もいるかもしれませんね。

 

そこで今回は、「乱視」って何?どう見える?乱視だとカラコンはできないの?

といった疑問やお悩みを解決!乱視用レンズの選び方もご紹介したいと思います。

 

 

近視との違いは何?乱視の見え方の特徴

 

乱視とは、本来まんまるの球体をしているはずの角膜や水晶体が

ラグビーボールのような形に歪み、焦点を一点に合わせることができない状態のこと。

 

近視や遠視のように、距離によってピントの合わない位置と合う位置がある訳ではなく、

どこにもピントが合いません。

乱視の人は、遠くを見ても近くを見ても、どこを見ても、ものが二重に見えたりぼやけたりします。

近視と合併している場合も少なくないため、

メガネやコンタクトをつくる際に指摘を受けて矯正している人も多いのではないでしょうか。

 

また、夜道や暗い場所などでは特に見えにくくなる人が多く、月が二重に見えたり、

信号や街頭の明かりが花火のように散らばって見えたり、水滴がかかったようににじんでみえたりします。

これらの症状で気づく人も少なくないようです。

 

ちなみに、乱視を放置すると、ピントを合わせようと目を細めたりと

常に目に余分な力が入るため頭痛や肩こりなど眼精疲労、視力の悪化などの原因になるといわれています。

 

眼科で検診を受けずに、インターネット通販などでカラコン・コンタクトレンズを購入している人の中には、

乱視に気づかずにカラコンやコンタクトレンズを使用し続け、目に負担をかけている場合があります。

 

また、近視用のレンズ、いわゆる「度あり」のみのカラコンを使っている人で、

見えづらさを感じたら、そのたび自己判断で度数を上げているという人はいませんか?

これも、見えづらさの原因が乱視の場合には、目に大きな負担がかかっている可能性も。

 

乱視は乱視用レンズで矯正しなければ、きちんとものを見ることはできません。

乱視を矯正せずに、本来の視力より強い度数の近視用レンズを使うことで、

さらに目に負担がかかってしまっている場合があります。

 

見え方に心配があったり、近視用のレンズを使用しているのにも関わらず、

ものがダブって見えたりすることがあるなら、早めに眼科を受診しましょう。

 

 

乱視の“度数”をチェック!カラコンの選び方

 

さて、乱視用のカラコンはどのように選べば良いのでしょうか?

近視や遠視を矯正する時の度数(PWR)と同様に、乱視にも見えづらさの度合いを数値化したものがあり、

まずは自分の見え方に合った数値のレンズを選ぶ必要があります。

 

  • CY(CYL)…乱視度数と呼ばれる数値。角膜のゆがみの大きさを表していて、値が大きければ大きいほど強い乱視の状態ということになります。

 

  • AX(AXIS)…「乱視軸」を表す0〜180度までの数値。乱視は、ゆがみのある角度によってぼやけて見える方向が違うため、ゆがんでいる方向を角度で表した数値です。

 

これらの数値が適切なレンズを使うことで、はじめて乱視を矯正することができます。

 

購入の際は必ず自分の度数を確認すること。

また、はじめてカラコンを購入する場合や、少しでも見え方が前とは違う場合は、

必ず眼科や眼科併設のコンタクトショップなどで視力をチェックしてくださいね。

 

そしてカラコン・コンタクトレンズを長く愛用するなら、

視力だけでなく必ず定期的に目の状態を眼科で診てもらうようにしましょう。

 

また、通販などで購入する場合は、厚生労働省の認可を受けているお店の商品を選ぶと安心です。

近視用や乱視用のカラコンは「高度管理医療機器」です。

レンズを選ぶ際は「高度管理医療機器認可証」のあるお店から選ぶようにしてくださいね。

 

 

いかがでしたか?

最近は近視用だけでなく、乱視用のカラコンも充実しています。

乱視かも…?と思ったら、放置せずにまずは眼科でチェック!

デザインも見え方も自分にぴったりのカラコンを選んで、快適なコンタクトライフを送ってくださいね!

 

 

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