コンタクトレンズの中でも、ワンデーコンタクトは手軽さから人気があります。しかし、「ワンデーコンタクトをつけっぱなしにしても大丈夫?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、ワンデーコンタクトをつけっぱなしにするのは危険です。目の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、使用方法を守ることが重要です。
本記事では、ワンデーコンタクトをつけっぱなしにするリスクや、適切な対処法について詳しく解説します。
ワンデーコンタクトをつけっぱなしにするリスク
ワンデーコンタクトは「1日使い捨て」を前提に設計されています。そのため、長時間つけっぱなしにすると以下のようなリスクが発生します。
① 角膜の酸素不足(低酸素症)
コンタクトレンズを長時間装用すると、角膜に酸素が届きにくくなります。
ワンデーコンタクトは薄くて通気性が高いものが多いですが、それでも酸素透過率には限界があります。酸素不足が続くと、角膜がダメージを受けてしまい、最悪の場合、視力低下の原因になります。
② 目の乾燥(ドライアイの悪化)
長時間つけっぱなしにすると、レンズの水分が蒸発しやすくなり、目が乾燥します。特にエアコンの効いた部屋や長時間のパソコン作業をしていると、ドライアイの症状が悪化しやすくなります。
③ 細菌感染や炎症のリスク
ワンデーコンタクトは「洗浄不要」ですが、長時間つけっぱなしにすると汚れや細菌が付着し、目のトラブルを引き起こす可能性があります。
特に、つけたまま寝てしまうと、涙の循環が悪くなり、細菌が繁殖しやすい状態になります。結果として、結膜炎や角膜炎などの眼病にかかるリスクが高まります。
④ レンズの変形や劣化
ワンデーコンタクトは「1日使い捨て」なので、長時間の装用には耐えられません。つけっぱなしにするとレンズが乾燥し、形が崩れたり破れたりすることがあります。破れたレンズが角膜を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
ワンデーコンタクトをつけっぱなしにしてしまった時の対処法
「うっかりワンデーコンタクトをつけたまま寝てしまった!」ということは誰にでもあるかもしれません。もしそうなった場合は、以下の対処法を実践しましょう。
① すぐにコンタクトを外す
起きたら、まずはコンタクトを外しましょう。ただし、レンズが乾燥していて外しにくい場合は、無理に取らず、目薬(人工涙液)を数滴さしてから取り外してください。
② 目を休ませる
コンタクトを外した後は、眼鏡で過ごし、目をしっかり休めることが大切です。ドライアイや違和感がある場合は、目薬を使って潤いを補給しましょう。
③ 痛みや充血がある場合は眼科を受診
目が充血していたり、痛みが続いたりする場合は、すぐに眼科を受診しましょう。自己判断で放置すると、角膜炎などの重篤なトラブルにつながる可能性があります。
ワンデーコンタクトを安全に使うためのポイント
ワンデーコンタクトの正しい使い方を守ることで、目の健康を維持できます。以下のポイントを意識しましょう。
✅ 使用時間を守る(8〜12時間が目安)
✅ 寝る前には必ず外す
✅ 装用中に目が乾く場合は目薬を使う(防腐剤なしのものがおすすめ)
✅ コンタクトの状態を確認し、破れたり汚れたりしているものは使わない
✅ 異常を感じたら、すぐに眼科を受診する
まとめ:ワンデーコンタクトはつけっぱなしにしない!
ワンデーコンタクトをつけっぱなしにすることは、目に大きな負担をかける危険な行為です。
特に、角膜の酸素不足、乾燥、細菌感染のリスクが高まるため、必ず1日で交換し、寝る前には外すようにしましょう。
もし、つけっぱなしにしてしまった場合は、速やかに外して目を休ませることが重要です。違和感が続く場合は、眼科で診察を受けることをおすすめします。
正しい使い方を守って、安全にコンタクトレンズを使用しましょう!