近年あらゆる分野でオンライン化が進み、銀行からネットショッピング、各種予約、オンラインゲームなど誰もが日常的にネットを通じたサービスを利用するようになりました。
しかしそれと同時にネットのセキュリティ問題もゲーマー世代の若者の間でも大きな問題になっています。オンラインゲームなども安全・安心に利用するためために、オンラインセキュリティで気を付けることについて、特にゲーマー向けに解説します。
一般的なセキュリティ注意項目
まずは一般消費者について言われている注意事項をおさらいします。
- パスワードは複雑にし、使い回さない
- OSやソフトウェアは常に最新の状態にする
- 多要素認証が可能な場合は利用する
- 偽メールや偽サイトに注意する
- メールの添付ファイルや本文中のリンクはすぐに開けない
- 外出先ではスマホやPC画面のロック使用し、のぞき見に注意する
上記の中でも特に気を付けたいのがパスワードです。今では日常生活で多数のサイトへの登録、アカウント開設が必須になっています。ですからもっとも面倒になりがちな点です。次の段落で更に詳しくパスワードについて説明します。
安全なパスワードの重要性
プライバシー保護の点で最も重要な項目にパスワードがあります。サイト別に強力なパスワードを作成しましょう。例えば学校のアカウント、グーグル、SNS、パチンコやLive Blackjackなどの遊べるオンラインゲームサイト、ネットバンキングなど、複数のアカウントで同じパスワードを使いまわしてログインするとセキュリティリスクは高まります。
安全なパスワードの作成
他人に推測されにくい安全なパスワードとはどういう造りになっているかを見てみましょう。以下の内容で作成するパスワードはより安全です。
- 最低10文字以上の英数字
- 「@」、「%」、「”」などの特殊文字や記号を含む
- 大文字と小文字を含む
高リスクなパスワード
ここでは危険なパスワードの例を挙げます。あなたのパスワードに該当するかどうか確認しましょう。
- IDとパスワードが同じ
- 自分の名前、電話番号、誕生日を使用。
- 「1234」や「abcd」など連続した英数字を使用
- 「apple」などの単純な単語を使用。
- 複数のサイトで同じパスワードを使用(例:ネットバンキング、SNS、ブックメーカー:Stakeやウィリアムヒルなどで全く同じパスワードを使用)
- 他人にパスワードを開示した(例:パスワードをメールでやり取り。他人の目に着く場所に貼る)
パスワード管理
各サービス・サイト毎に異なるパスワードを覚えておくのは至難の業です。
パスワード管理ツールを利用するとこの点の心配がなくなりますので、おすすめです。
但し、マスターパスワードは覚えられるもので且つ安全なものにしなければ、全部のパスワードにアクセス不可能になってしまいますので要注意です。
ゲーマーなら特に気を付けたいこと
ゲーマーもマルウェアやフィッシングなどの脅威に脅かされています。最近ではゲーマーを標的にした脅威もあるため、ゲーマーもセキュリティ対策が必要です。
ゲーマーのセキュリティ対策は甘い
しかし多くのゲーマーは、ウイルス対策製品をインストールするとコンピュータのパフォーマンスに悪影響を及ぼすと考えていることが多く、ウイルス対策なしの脆弱な状態でゲームをプレイしているのが現状です。
ゲーマーは狙われる
オンラインゲームには金銭や個人情報が必ず含まれます。それが犯罪者を惹きつける要因となっているのです。コロナ禍以降オンラインゲームはブーム状態になり、犯罪者にとっては機会が増え、オンラインゲーム関連の攻撃は増加しているのです。
特に注意すべき脅威を解説します。
マルウェア
ゲーム用のウイルス対策ソフトウェアはパソコンの速度を低下しません。しかしマルウェアはパフォーマンスをを低下させます。
マルウェアは遅延やクラッシュなどを引き起こし、ゲームを妨害します。さらにコンピューターに損傷を与える可能性もあります。
キーロガー
キーロガーはオンラインパチンコやPlinko、eSportsなどのオンラインゲームやそのほかのアカウントへのログイン認証情報を、ユーザーが入力したキーをログに記録することによって盗みます。
盗まれるとアカウントを失いますので、アカウント回復させるのに大きな労力が必要になります。またゲームで使用しているスキンやDLCなどのコンテンツが含まれていると、より回復は困難になります。アカウントが盗まれるとゲームにアクセスできなくなるのも困ります。
オンラインゲーム専用のランサムウェア
ランサムウェアはサイバー脅威の中でも質の悪いものです。ファイルを暗号化して、それを解除するためにユーザーを脅して金銭を要求する犯罪です。
たちの悪いことに、一部のランサムウェアではチートを含むファイルや他のゲーマー向けコンテンツ内に隠されています。
フィッシング&ソーシャルエンジニアリング
フィッシングのリンクはメールだけでなく、ゲーム内チャットを通じて送られてくることがあります。またソーシャルエンジニアのリングも広く出回っています。犯罪者はリンクを使って有害なコンテンツをダウンロードさせたり、個人情報を得たり、詐欺の取引をしたりします。
まとめ
オンラインセキュリティについて、特にゲーマー世代向けに解説してきました。
もちろん、最新のソフトウェア更新を行ってパソコンやスマホを最新の状態にしておくことも重要ですが、特に注意すべき点は、(1)管理ツールの利用を含めた安全なパスワード導入、(2)ウィルス対策製品、(3)怪しいリンクをクリックしないことでしょう。
今後もオンライン化は続いていき、AIの進化により新たな脅威も生まれてくることが予想されています。常にオンラインセキュリティを意識し、自分の身は自分で守るというという気持ちを持ちましょう。
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